そもそもの始まりはあれだ、図書館だ。

根っからの本好きの私が、図書館に通い詰めることは全く不思議じゃないだろう。
だってこの学校、高校とは思えない程の蔵書数を誇ってるんだもの!!


あれもこれもと両手にいっぱい抱えて、静かな席で黙々と読む。
ああ、なんて至福な時間……。


うっとりと本をめくっていたその時、あの先輩が声をかけてきたのだ。




「――ルカ・ラインハルト?」




「……生徒会長が、何の御用でしょう?」
「いや、別に」


飄々とした態度だけれど、私は知っている。

今の時間は、生徒会が働いているはずだ。
なのに何故、肝心要の生徒会長がここにいるんだろうか。


「……先輩、お仕事した方がいいですよ」
「俺は、三双萩判李だ。よろしく」
「あの、いや、そうじゃなくて」
「ラインハルトの髪はさらさらだな」
「先輩、お仕事!!」


とりあえず、頭をなでるのをやめてください!!