三双萩に絡まれて、しかも珍しくあからさまに嫌がっている後輩がいた。
椿が半泣きで奴を捜していることも知っていたから、ちょっとした気まぐれ気分で助け船を出したら、何故かものっすごく懐かれたみたい。

きらっきらした目で見つめられて、何だか子犬か小さい子供を相手にしているような気がしてきた。


「志崎京子よ」
「志崎先輩ですね!さっきは本当にありがとうございました。三双萩先輩、しょっちゅう頭なでてきて困ってたんです」


何であんなことするんだろうとむくれるラインハルト……ううん、私もルカって呼んじゃおう。
ルカを見ていて、何となく三双萩の気分がわかってしまった。




……うん、確かに(妹的な意味で)可愛いわ、この子。