その1

「お!そこのお嬢さん、ちょっといいか   げ」
「げ、とは何よ、げ、とは。私が相手じゃナンパもできないって?」
「い、いや、そんなことは……」
「そういやあんた、こないだもナンパした子と適当に遊んでくれやがったみたいだね」
「や、その、それは   
「最近さあ、何ていうの?レノ関係の愚痴が私に集まるようになってるらしくてさ?」
「何だよそのネットワーク……!」
「私があんたをぶん殴ったっていったら、ね?だからレノ、おとなしく殴られろ?」
「ヒィ!」
「ほーら逃げるな、歯ぁ食いしばれー」
「…………ってええぇぇぇぇぇぇ!!」


(後姿の綺麗な女の子をナンパしようとしたら、うっかりヒロインだった可哀相なレノ)








その2

   ああ、ちょうどよかった」
「あれ?珍しいじゃない、ツォンがここにいるなんて」
「マズラディ総括と打ち合わせがあってな」
「総括と総括補佐が、ねえ……あんたも大変ね」
「まあな……」
「そんなんじゃ、将来ハゲちゃうよ?」
「よけいなお世話だ」
「まあまあ、ストレスためるなって話よ。   んで、また合同作戦?」
「いや、副社長の女性問題だ」
「……どうしようもないこと話してんだね、あんたら……」


(ツォンはいつでも苦労人。マズラディがらみでろくな話をするわけがない)








その3

「あ、リーブさん!」
「ああ、お久しぶりです」
「この間は可愛いミトン、ありがとうございました」
「いえいえ、気に入っていただけたようで何よりです。今度また、何か見つけたらお持ちしますね」
「わあい!私も可愛いもの見つけたら、写メ送りますね」
「楽しみにしてます」
「ええ、是非。それにしても、モーグリのミトンなんて、どこにあったんですか?」
「たまたま入った店で見つけたんですよ。そんなに気に入っていただけるなら、場所を控えておけばよかった」
「いえ、いいんです。自分で探し出すのも醍醐味ですから!」


(リーブさんとは何気に仲良しこよし)








その4

「あれ?あなた、確か   
「あ、ああああの時の!俺、新人タークスのエリックっス!」
「何だか熱血漢の予感……」
「え?すいません、何ですか?よく聞こえなかったんですけど……」
「ああいや、何でもないよ。最初の頃にあんな任務だと、気も滅入っちゃうでしょ?」
「はあ、まあ正直……。でも、あの火葬には感激しました!」
「……グレックも、一応は人の子だからね」
「ソルジャーっていけ好かない奴が多いって思ってたんですけど、あれを見て貴女をものすごく尊敬しました!」
「うん、ありがとう。ソルジャーも嫌な奴ばっかりじゃないってわかってくれて嬉しいよ」
「もうファンになっちゃいましたよ!」
「うん、ありがと   ん?」


(番外編で一緒になった新人タークス。こうやってヒロインの預かり知らぬ間にファンクラブもどきが形成されていく)








その5

「シスネ!休暇明けてたんだね、久しぶり」
「久しぶり。元気そうでよかったわ」
「シスネこそ。どう?バカンスは楽しめた?」
「久しぶりに友人と海に行ってきたの。珊瑚礁が綺麗だったわよ」
「いいなあ、たまのお休みはやっぱりリフレッシュしたいよね……」
「……まだ、取れてないの?」
「……クソ忙しいらしいソルジャー1stには、まとまった休みを取る余裕なんてないらしいよ」
「……大変ね。私も2年ぶりの連休だったけど……」
「なんか私達、勤務状況おかしいよね?ね?」
「え……ええ、まあ、ちょっと変わった職種だとは思うけど……」
   ふふふふふふ、待ってなさいあのデブハゲ、脅してでも連休もぎ取ってやる……!」
(……1週間後、社長まだ生きてるのかしら)


(後日社長は闇討ちにあったようです)