その1

「あ、アイオロス様のそっくりさん。どうしたんですか?」
「ああ……その、だな……」
「はい?」
「……」
「……」
「…………」
「…………」
   っ!!」
「あ!どこ行くんですか!!」


(誤解していたことを謝ろうとしたけれど、うまく言えなくて逃げ出したリア)








その2

「おい」
「はい?   うっわ、蟹さんだ」
「あ?誰が蟹だ、このガキ!!っつーか、何逃げてやがる!!」
「だって、アフロディーテさんが蟹さんには近づくなって」
「阿呆かお前!!しかもアフロか!!」
「アフロなんて言っちゃ駄目ですよ、全然意味が違うじゃないですか!」
「突っ込むのはそこかてめえええぇぇぇ!!」


(やっぱり謝ろうとして新たな事実が発覚したデっちゃん。「蟹さん」はアフロに教えられました)








その3

「やあ、元気そうだな」
「アイオロス様!!元気ですよー、私もお花も元気です!」
「元気なのはいいことだな。どれ、俺と修行でもしてみるか!」
「修行?何の修行ですか?よくわからないけど楽しそうですね」
「ようし、それじゃあまずは、この岩を砕く訓練から   
「すいませんごめんなさい無理です許してください」


(一般人のヒロインに無茶な修行をつける気満々のロス兄さんと、素でボケて後悔したヒロイン)








その4

「うわぁぁぁぁん、アフロディーテさぁぁぁん!!」
「そんなに泣いて、どうした   何だこの手は!?」
「痛いですぅぅぅ……!!」
「ど、どうしたんだい!?何があったのか、言ってごらん!」
「アイオロス様が、アイオロス様が……!!」
   アイオロスが、また何か馬鹿な事をしたんだね?心配しなくていいよ、ロイヤルデモンローズをちょっと打ち込んでくるから」
「だだだだ駄目ですよ、薔薇なんて人に投げちゃ!薔薇が可哀相じゃないですか!」
「大丈夫だよ、この薔薇は特別だから」
「それでも薔薇だって生きてるんですよ!?」
「……それもそうだね。やっぱりやめようか」
「はい!!」


(結局岩を割ろうとさせられて怪我をした、デモンローズの意味が分かっていないヒロイン。聖域の英雄に、普通にロイヤルデモンローズを打ち込もうとする溺愛アフロ)








その5

「あ、サガさ……ん、じゃなさそうですね。アフロディーテさんなら今いませんよー?」
「俺が誰かよりそれが先か」
「だって、サガさんの知り合いってだけで充分ですもん」
「せめて名前を訊いてくれ頼むから」
「ええと、それじゃあ、どちら様ですか?」
「俺はカノン、あの馬鹿の弟だ」
「うわあ、お気の毒ですね」
「全くだ」
「サガさん、真面目すぎるから苦労しそうですもんね」
「そっちか!」
「え?カノンさんもとばっちりくらってないんですか?」
「……お前、わかるのか……!」
「そりゃあ、あれだけ頭固そうならわかりますよ!」
「お前、いい奴だな!!」
「わあ、ありがとうございます!!」


(やっぱり謝ろうとして、苦労を分かってくれたヒロインに好感度が120%上昇したカノン。ヒロインはサガの知り合いなら信頼できると思っているようです)