気がつけば、ごつごつとした岩地の上に転がっていた。
むくりと起きあがって、状況確認。
右見て、左見て、前見て。後ろ見て。
誰もいないな、よし発進! じゃなくて!!(何やってんだ自分!)
「誰かいませんかー!?」
ためしに大声で叫んでみても、やっぱり誰もいなかった。
「さて、困った。誰かいなきゃ、ここがどこかも確認できないんだけど……」
のんびりと呟きながら、はほてほてと歩き出す。
時折凶暴そうな鉄製ゴーレムに出くわしたりもしたが、とりあえず雷を落としてショートさせておいた。
歩いて歩いてしばらく行くと、大きな展望台のような物が見えてくる。
「ん?何だあれ、コスモキャニオン実写版みたいだけど……」
ホーホーホウなんて笑いながら空を飛んじゃうじいさんとかいたりして!
そんなことを思いつつ、襲いかかってきたコウテイペンギンもどきを、一瞥もせずに鞘付きの剣で殴って気絶させる。
んなわけないかと笑って、とりあえず宿を求めてそこに向かって。
一気に脱力した。
「あの、もう一度言っていただいてもいいですか?」
「はい。 ここはコスモキャニオン、星命学を学ぶ者が集う場所です」
人のよさそうな青年がにこにこと笑いながら繰り返した言葉を聞いて、は小さく小さく呟く。
「……いきなりすぎるよ、ラピス……」
親愛なる半身は、ただ一度深く明滅しただけだった。
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