昨日は氷帝でヒヨ達とお友達になりました。
今日は青学でみんなに怒られています(何故だ!)
「昨日、長い間行方不明だったんだって?」
行方不明てアンタ……。
それ以前ににっこりと微笑まないで!怖いよ不二!
「い……いや、行方不明とはちょっと違」
「でも、連絡とれなかったんだよね?」
あああ、英二まで睨まないで。
「だ……だだだって」
「だってじゃないよ」
頼みの綱のマザーも今日は敵!(ヒィ!)
「でも」
「でももなしだよ、さん」
タ……タカさんも、ちょっぴり怒ってる?
「とにかく、勝手に消えないでくんない?昨日親父に言われて、俺たちがどれだけ心配したかわかってんの?」
ねえ?と見上げてくるリョーマの目は、どこまでもまっすぐで生意気だ。
どうやらあのクソ親父、私の居場所を訊いたリョーマに、「知らねえなあ、誘拐でもされたんじゃねえの?」などとほざきやがったらしい。
確かに、それでレギュラー+1と共に散々探し回ったリョーマがいつもよりも遅くなって、私のほうが先に帰ることができたのは事実だ。
でも、何で、だからって私が怒られるんだ!?
「けっ、携帯に連絡入れてくれたらよかったのに!」
「入れたよ。だけど、電波が届かなかったんだってば」
「……え?」
そんな馬鹿な。
氷帝のテニスコート付近は、電波が届かないように妨害波でも出てんのか!?
いやいやいや、宍戸が普通に電話してたぞ。
そんなはずはない。
そこまで考えて、私は1つの結論に到達した。
「 ああ、多分電池切れてたんだ、その時」
出かけた時はあんなに長時間の外出になるとは思ってなかったから、昨日からずっと充電し忘れて電池2個(2日目)で出かけたんだ。
で、おじさんに電話した時にはすでに1個になってて、やばいと思ってたのにがっくん達ががちゃがちゃいじるから。
切れましたとも。電池!
あの時は思わずがっくんをはたいたなあ……(遠い目)
「電池?」
「うん。別に連絡を絶ってたわけじゃないよ」
本編どおりの出会いをするまで、青学と氷帝が面識を持つことは避けたいから、誰かの携帯を借りて連絡することもできやしねえ……。
大変だったぜ、あの時はよ(誰)
「なぁんだ、俺達てっきり誘拐犯がぶちっときったかと思ったにゃ」
あははは、英二君たらおもしろいこと考えてるねー。
「んなわけないない。私を誘拐する物好きなんて、この広い世界のどこにもいやしないって」
ぱたぱたと笑いながら手を振っていたら、フジコに真面目な顔で否定された。
「ちゃんならされかねないね」
「はい?何で私が」
可愛くもないしお金持ちのお嬢でもないこの私が。
はっ……!まさか、越前南次郎に恨みのある輩が!!
そんなことを考えてガタブルしてたら、フジコがそのまんま続ける。
「そこそこ可愛いし、見た目だけならお嬢様に見えるし、言葉遣いも微妙にいいところの子っぽく聞こえるし」
……何か、褒めてるように見せかけて微妙にけなされてる気がするんですけど。
「見ててほっとけないんだよ。頼りないっていうか、知らない人についていきそうでね」
「私、そんなにお馬鹿に見える……?」
しょんぼり。
「違う違う、そういう意味じゃなくて」
傍目にもしょんぼりオーラ全開だったんだろう、マザーが苦笑しながら手を振った。
「されかねないんだから気をつけてってことだよ。それに、さんは俺達の大事な仲間だからね」
仲間。
そんな言葉、生まれて初めて言われた。
どうしてこの人達は、出会って間もない私を、なんのためらいもなくそう呼べてしまうんだろう。
その純粋さがうらやましくて、同時に少し妬ましかった。
私は絶対に持っていないものだったから。
それでも、嬉しいことに変わりはない。
「……ありがとう。心配かけてごめん」
照れくさくて、笑いながら髪に手をやる。
ジロちゃんとは違うまっすぐな髪が、少し寝癖でうねっていた(直らないんだい!)
他の人には気にならないぐらいだって言われるけど、私にしてみたら気になって気になって仕方がない。
仕方がないので、あんまり鏡を見ないことで対応している。
でもこれって、髪の毛まとめたりする時に不便なんだよね……。
「」
部長が難しい顔で私を呼んだ。
何だ何だ、また怒られるのか?
びくびくしながら部長を見ると、彼は何だかためらっているようだった。
……何だ?
「その……もう少し、俺達を頼ってくれ。こちらばかりお前に頼っているようで、とても申し訳ない」
そうか、私は一応頼られてるのか。
……何を?やっぱ、マネ業のことかな?
でも、頼り切ることはできないよなあ。
「ありがと、でも大丈夫だよ。ゴミ箱はもうあるから」
侑士なら、きっとどんなに醜い感情でも受け止めて流してくれる。
甘えすぎかもしれないけど、そう思わせるだけのものがあいつにはある。
その代わり、私も少なからず侑士のどろどろした部分を受け止めることになるだろう。
その覚悟だってできている。
「そうか」
「うん。でも、少しだけなら頼ってもいい?」
やっぱ、ちょっとした愚痴はその場で発散させたいもんねー。
「全然オッケーっスよ!」
満面の笑顔で言ってくれた桃が嬉しくて、思わず声をあげて笑ってしまった。
「ありがと! そだ、英二君英二君」
ふと思いついて英二を手招きすると、ぴんと尻尾をたててごろごろと擦り寄ってくる(あくまでイメージ)(でもあながち間違ってない)
「なにー?」
「今日、プリクラ撮ろうよ」
「うん!」
「ちょちょ、ちょっと待ってくださいよ!何で英二先輩だけなんスか!?」
2人で仲良くやってたのに、なぜか桃に邪魔された。私のエージー!!(何)
「気分。」
きぱっと答えたのに、リョーマまで超不満そう(こっちはすごく可愛い!)
なでたいなでたい抱きつきたい。
「何で俺達は行っちゃいけないの?」
その表情やめてください。
今すぐ攫って逃げたくなるから。
「来てもいいけどさ、どうせみんなで撮ったのも欲しかったし。でもツーショがほしいのさ、私は」
だから今回は英二。オッケー?
「全員で行ってみんなで撮った方が早いじゃん」
「お金がないのよ」
全員って9人だよ?9×200=1800円だよ?
それに全員集合はいるから、言いだしっぺとして計2000円は払わなきゃだよ!?
1か月分のお小遣いが吹っ飛ぶヨ!
「俺達が出すよ」
「いや、それも悪いでしょ」
みんな公平に400円ずつ。
でも私は全員分の持ってます☆
……ああ、何て理不尽な。
「いいっていいって。それに、1回に3人ずつローテーションで撮れば、安上がりになるだろ?」
200×3+400=1000円。
これならまあ、大丈夫……かな?(やっぱり不安)
マザー、私やっぱり無理かも?
「無理ならおごるよ。9人で割り勘すれば、大した金額にはならないから」
きゅうう、と某金融業者のCMチワワのような目でマザーを見たら(キモっ!!)、仕方ないなというように頭をなでてくれた。
えへへへー、気持ちいいにゃ(にゃ!?)(猫かよ!?)
「出せるだけ、頑張る……」
ああ、私のお財布が軽くなっていく……。
その後、私達全員で行ってわいわいがやがや撮ったゼ☆
部長や薫君の超レアなのもGet!
……私のお財布の中身については訊かんといてください、マジで。
軽……(涙)
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